ポジティブ的マイナス思考
物心がついて間もない頃、なるべく早い時間に寝るように教育されていたのでいくら子供と言えど九時に寝るのは難しいものがあった。
なかなか寝つけず、どうしようもないことを考えていると「今地球が爆発して死んでしまえばどうしよう」という考えが頭によぎり、やがてその不安は膨れ上がり、突然死にたくないと泣きだしよく親を困らせていた。
どういう思考回路で地球が爆発するなんて考えに至ったかは今ではもう覚えてないが、とにかく当時からそれくらい筋金入りのマイナス思考の持ち主だった。
今でもマイナス思考は健在で、雷を見れば、ないとわかりながらも当たって死んだらどうしようなんてありもしない不安を抱えて生きている。
ここまで振り切ったマイナス思考を抱えて生きていると、逆に多少の不幸が嬉しく思える瞬間が訪れる。
常に最低ライン、どう不幸が重なればそんな事態になるんだという状況を常に想定して生きていることで、いざ不幸な出来事に巻き込まれても想像してたよりはましだった、となんだか嬉しく思えてしまうのだ。
「やべぇ車に引かれたけど死ぬって思ったら骨折だけですんだじゃんラッキー」
車に引かれた時点で不幸なのになにがラッキーなんだと。
でもいいよね、どんな不幸でも乗り越えられるメンタリティ。
仕事、学校に疲れた現代人、ストレス社会に生きる現代人にこそ実践してもらいたいこのポジティブ的マイナス思考。
それじゃあ。
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