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無題

タイトルとか考えるのが恥ずかしい

少女インマイハート

 

眠い、けど寝たくない。僕はこの2つの相反する感情がぶつかり合うことがよくある。大体こういった矛盾が起きるのは、生産性皆無の日を過ごした時だ。どこかで聞いた話によると、夜更かしをするのはその日に満足していないから、充実感をどこかで取り戻そうと夜中まで必死に起きているそうだ。なるほどこれは納得しがいがある、なんて思いながら襲ってくる睡魔に抗いながら僕は充実感を探す。

すると決まって午前2時を過ぎた頃、どこからともなく僕の心の中に乙女が現れる。

 

はあ、なんて退屈な日々なのかしら。今日もまた何もしないまま1日が終わるのね。誰かが無理やり私をこの部屋から、いいえこの退屈な日常から連れ出してくれたらいいのに!

なんてね。あら、もうこんな時間。明日も早いわ、もう寝ないと。

と、そんな時窓の外からエンジンの唸る音が聞こえる。同時に、窓から「コツン」と音がする。私は窓を開け下を見下ろすと、そこにはなんと見覚えのある男の子が。

「出てこいよ」と私に声をかける男。

「ちょっとパパとママに見つかったらどうするのよ!」と声をひそめて男に注意する私。

「お前学校でもいつも退屈そうな顔してんからよ、俺がもっと面白い世界に連れてってやるよ!」

「ほら、受け止めてやるから飛び降りてこいよ!」

私の頭の中はいっぱいだった。大好きなパパとママを心配させるわけにはいかない、でも男は楽しい世界に連れて行ってくれると言う。葛藤する私は、ついに意を決して男に向かって飛び降りる!

ドサッ!と彼の腕の中に抱えられた私。見上げれば、男が満足げに笑っている。

「やればできんじゃねえか」

そして彼のバイクに跨り、私と男は夜の街に消えていくのだ。

 

時刻が午前3時に変わる。ハッと僕は男に戻る。あーあ、誰か無理やり俺の家まで来て朝までどっか連れてってくれねえかなぁ。「ほら、行くぞ。」なんてニヒルに笑いながら手を引っ張られただけで、その強引さに恋に落ちる自信、あるよ。

 

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