忘れないように

単に記憶力が著しく悪いのか、それとも他に何か原因があるかわからないけれど、年々忘れてしまうことが増えています。その時を生きていた俺が死んでいるような、もう二度と手に入らないものがこぼれ落ちていってるような、そんな気がしてもうこれ以上失いたくないので、日々を書き留めたい気持ちがこのブログです。

問. でんぱ組.incが最強のアイドルであることを証明せよ。  

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問. でんぱ組.incが最強のアイドルであることを証明せよ。

 

もしこんな問いがテストにでたら。文系の人間は証明という理系を醸すワードを察知したらばすぐに次の問いへとシフト。正しい対処法である。

ただ文系には文系なりの証明の仕方がある。それを示すことで俺は文系の希望になるんだという建前を述べたうえででんぱ組の魅力を余すことなく書いていく。

 

本当なら順当にメンバー紹介から書いていきたかったんだが、俺がでんぱ組を好きすぎるあまり文字数がえらいことになったので、まず一番の魅力から書いていくことで興味が湧いた人からどんどん読み進めてもらえれば幸いだ。

 

萌えキュンソングって?

 

「萌えキュンソングを世界にお届け!でんぱ組.incでーす!」

 

これはでんぱ組.incのお決まりの挨拶である。

ただ初見の人には萌えキュンソングがわからない。いやむしろわからなくていい、わかるな。それを俺が今から説明するんだから。

 

一言で言うなら萌えキュンソングとは電波ソングである。

萌えキュンソングは彼女たちが生み出した概念であるのに、それをわざわざ一言で言うなら電波ソングですなんて言うのは少し無粋というか無神経ような気もするが、彼女達は以前キャッチコピーで「電波ソングで世界に元気を発信♪」なんて言ってたんだから許されるだろう。

 

じゃあ電波ソングって?

電波ソング(でんぱソング、電波歌、電波曲)は、「過度に誇張された声色」、「意味不明、支離滅裂だが印象的な歌詞」、「一般常識からの乖離」、「奇異ではあるが耳に残る効果音や合いの手、掛け声」、「一度聞いたらなかなか頭から離れない」などを特徴に持つ音楽を指す。滑稽で笑える歌とされることも多い。 

 

上記を読んだ上で、とりあえず一曲聴いてみよう。

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いかがだろうか?

個人的な見解ではあるがでんぱ組.incの楽曲が電波ソングであるのは、一度聴いたらなかなか頭から離れない中毒性やメンバーそれぞれの声色の特徴にあるように思える。

 

でんぱ組.incの曲にはBPM(一分間に刻むテンポ)が早い曲が多い。

その早いテンポの中で、語呂の良いワードや印象的な歌詞を目一杯つめこんで早口に歌い上げることで、脳で知覚するより先に本能や体に訴えかけてくる。

情報量の多さを一瞬のうちに与えることで、聴くサイドの人間としては取りこぼした情報をなんとか拾おうと気づけば何度もリピートして再生してしまう。そしていつしか耳がでんぱ組.incの楽曲を求めれずにはいられない体にされる。

それこそが中毒性をもたらす由縁なんだろう。いや、中毒性なんていう言葉ではぬるい。こんなのはもはや投薬である。もちろんイリーガルな。やり口がヤクザだ。メンバー全員がオタクのアイドルグループ?メンバー全員がヤクザの間違いじゃないですか?

 

声色も誇張などはされてないがそれでも一人一人の個性が強すぎる。

キンキン高い声や、元気の押し売りみたいな明るい声や、語尾が尻上がりに発音される独特の節や、かっこいい声や、気の抜けそうなフワッとした声や。

キンキン高い声に思わず体が強張った矢先にフワッとした声で脱力させたりと、ギャップや緩急で一瞬も気が抜けずにはいられなくなり、一度曲が始まれば目が離せなくなる。

 

上記の魅力が詰まった彼女達にしか歌えない電波ソングこそが萌えキュンソングである。

そしてそんな萌えキュンソングを激しいダンスをしながら生歌で圧倒的な歌唱力で歌い上げるのがでんぱ組.inc、もといアスリートの要素を持ったヤクザ達。

さらに時にはスローテンポな曲をしっとり歌い上げたり、有名歌手のカバーソングを発表したりとファンのターゲット層を問わないのも人気の秘訣だろう。

 

独特なアイドル

 

アイドル戦国時代と呼ばれる昨今、多くのアイドルグループが覇権争いをしている。

AKB48をはじめとする48グループや乃木坂46欅坂46を代表とする坂道系にモーニング娘。を筆頭にしたハロー!プロジェクトスタプラ派閥のアイドルが犇めき合う中ヒットするのは難しい。

単純に歌がうまいだけや可愛いだけで四大派閥を押しのけてヒットするのは難しく、コンセプトが必要である。

バンドじゃないもん!は楽器が演奏できるメンバーがグループ内に存在するし、今や大人気の橋本環奈も可愛さもさることながら「1000年に1度の美少女」というキャッチコピーが彼女をヒットへ導いた。

 

でんぱ組.incはプロデューサーの福島麻衣子こともふくちゃん秋葉原に営むイベントカフェで前身ユニットが結成されたことから秋葉原を意識したコンセプトが強い。

秋葉原というとオタク文化が盛んな町であり、故にメンバー全員がオタクであることとしている。当時の秋葉原ではハンドルネームで互いを認識し、年齢や職業まで聞くのは野暮だったからそれにのっとり比較的初期からのメンバーは年齢非公開となっている。またでんぱ組.inc命名は前身グループのでんぱ組に拡張子がつくほうがより秋葉っぽいからと、とにかく秋葉原コンセプトが盛りだくさん。

今でこそオタクをコンセプトにした製品で溢れオタクが普通に受け入れられているが、当時はまだオタクは受け入れられがたいものだった。

これまでのアイドル像は自らの暗い体験や経験をファンの前で打ち明けることはなく、常にニコニコしていてファンに夢や希望を与える存在であった。

しかしでんぱ組.incは自らがオタクであることを認め、それが原因で起きた辛い過去を楽曲W.W.DやW.W.D Ⅱ(リンクは下部)で打ち明け「マイナスからのスタートナメんな」とオタクでも輝けることを自らの活動で証明した。

既存のアイドル概念とは違うが、オタクの彼女達がアイドルとして自らをセルフプロデュースすることで生まれた独自のアイドル概念である。

まだ受け入れられがたかったオタクに夢や希望を与えた彼女達はまさにアイドル、最強のアイドルである。

 

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メンバー紹介

古川末鈴

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キャッチフレーズは歌って踊れるゲーマーアイドルセンターを務める。担当カラーは

香川県出身で高松観光大使

ディアステージにて小和田あかりでんぱ組.incの前身ユニットを結成し、メンバーの入れ替わりが多いこのグループで唯一の結成メンバー。

オタクジャンルはゲームで、特に音ゲームでは弐寺で十段の腕前を誇り単体でゲーム関連の仕事をこなすことも。

以前ニコニコ動画に踊ってみた動画を投稿しておりダンススキルはグループ内で一二を争う。

ファン界隈でみりん節と呼ばれる語尾を尻上がりに発音する歌い方の中毒性はすさまじく、それにより俺も気付けば彼女を推すようになっていた。

元々アイドルが好きだからこそ、アイドルであることへの意識が高くステージ上での彼女は圧巻の一言に尽きる。

しかし一度ステージを降りれば滑舌は悪いし絵のスキルは独特で料理は壊滅級というひどいポンコツぶり。ただそのギャップがたまらん。

貧乳貧乳と言われていたが最近採寸したところEカップだったそう。

最近独自のブランドを展開するなどゲーム関連以外にも活動の幅を広めている。

 

相沢梨紗

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キャッチフレーズは2.5次元伝説!

リーダーを務める。通称はりさちー。

オタクジャンルは2.5次元で担当カラーは

声優の仕事をこなしたり、ライブでは可愛い声から凛々しくカッコイイ声を見せたりと声が特徴的。また、歌唱力は圧巻のレベル。

料理が得意で料理本を出版したり、独自のブランドも展開したりと活動の幅が広い。

ホラーと海外ドラマが好きなそう。あと中二病をこじらせている。

しっかりしていそうなのに、極度の方向音痴でTwitterでは #りさちーしっかり のタグでおなじみ。

生まれが大阪なのでたまに関西弁を喋るのが愛らしい。

あとたまに天然で毒舌を披露。たまらん。怖い女性っていいよね。

夢眠ねむ

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俺がでんぱ組.incに興味を持ったのはこの人がきっかけ。

Youtubeの広告にでんでんぱっしょんが出てきて、そこで彼女を見てすぐさま検索バーにでんぱ組.incと打ち込み魅了されていった。

キャッチフレーズは永遠の魔法少女未満。担当カラーはミントグリーン。ねむきゅんと呼ばれる。

オタクジャンルはオタク研究 とあるが、コラムの執筆や映像監督の仕事もこなすプロデュース力の高さ。また料理の腕前も高く料理本を出す。とにかく活動の幅が広い。もうこれ文化人だろ。

独自がプロヂュースしたたぬきゅんというキャラクターが大人気。

芸術性が高く夢眠ねむは1つの作品であるとし、中の人が存在するらしい。

三重県出身で三重の観光大使を務める。

率先してみりんちゃんをいじる傾向にあるがなんだかんだ世界で最もみりん推しなのはねむきゅんな気がする。

また身長170cmの長身や出っ歯は彼女のトレードマーク。

追記: 2018年10月13日、でんぱ組.incの公式ファンクラブ"でんぱとう"のメールにて芸能活動10周年を機にでんぱ組.incの卒業、並びに芸能界を引退することを知らせた。

2019年の1月7日に武道館公演をもってでんぱ組.incの卒業、そして3月末日に芸能界を引退するとのこと。

そして今後はキャラクタープロデュース(たぬきゅん)や書店開店に取り組んでいくとも本人が知らしている。

11月にはソロアルバム夢眠時代もリリースして、夢眠祭が開催されたのも節目と捉えると納得がいく。

引退してもファンにとってはいつまでも大きな存在で、ついに夢眠ねむは概念になるんだな、と感慨深いけど寂しいような変な気持ちだ。

 

成瀬瑛美

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キャッチフレーズはハイテンションA-POPガールというだけあってとにかくいつもハイテンション。バビューン!が口癖であといつも小刻みに動いていて聴覚的にも視覚的にもうるさい。

担当カラーはイエローオタクジャンルはアニメと漫画

えいたそと呼ばれるが、マキシマムえいたその名も併せ持つ。

メンバー全員がオタクのこのグループで一番こじらせちゃったオタクはこの人だろう。笑って話す黒歴史がマジで悲惨だし。

特技はえいラップと呼ばれるラップ。

でもいろいろこじらせた人だけどみんなを元気にする力がある。

これは余談なんだけど昔俺の三人くらい前でみりんちゃんとのチェキ券がなくなって気持ちが沈んでたんだけど、えいたそとチェキとってびっくりするくらい元気になった。画面で見るのと何一つ変わらなくて安心した。えいたそは太陽。

 

藤咲彩音

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2011年12月25日に最上もがと共に加入。

担当カラーはブルー

キャッチフレーズは踊ってみたら七変化!というだけあってダンススキルはグループ内でみりんちゃんと共に一二を争う。彼女もまたニコニコ動画に踊ってみた動画を投稿していた。

オタクジャンルはコスプレなのだが、両親の影響で僅か1歳からコスプレイヤーとしての経歴をスタート。

上記の四人に比べて若いため(6人体制のころ彼女だけが年齢を公表していた)よく子供いじりをされていた。

彼女もまた独自のブランドを展開し、最近では舞台でも活躍している。

ファンからはピンキーと呼ばれる。

曲中でキンキン高い声が聞こえたらばピンキーかえいたそ。

 

根元凪

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2017年12月30日に鹿目凛と共に最上もがが脱退して5人体制となっていたでんぱ組.incに加入。

しかし元より虹のコンキスタドールに在籍しているので兼任という形に。

現在最年少の19歳。背も150cmと小柄で、特にでんぱ組のメンバーは比較的背が高いので特に小さく見える。ライブでねむきゅんと並んだ際の絵面は秀逸。

しかし小柄でありながらGカップを誇る。どんな成長すればそうなるんだ。

担当カラーはでキャッチフレーズは歌って描けるポンコツカワウソ

よくTwitterにイラストをあげているがアイドルになる前にはpixivに投稿していた。

オタクジャンルはボーカロイド。新体制でのパフォーマンスを見て歌唱力の高さにびっくりした。

ねもと呼ばれる。

 

鹿目凛

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根元凪と共に加入。彼女もまたベボガ!に在籍しており兼任とされていたが、今年9月23日にベボガ!解散に伴いでんぱ組.inc専任となった。

担当カラーはたまご色。キャッチフレーズはイラストも描けちゃうあなたの彼女♡

じゃあ頼むから付き合ってくれ。

SNSを中心にぺろりん先生の名義でアイドルとオタクを風刺的に描いた漫画が人気でイラストレーターや漫画家としての一面も。

オタクジャンルはDIY

同時加入のねもと比較されそうだが、彼女も歌唱力が高い。

特に声が独特というか中毒性があり、みりん節に依存していた俺も最近彼女の歌声に目が、いや耳が離せない。

あとこれもねもと比較されそうだが彼女もまたストレートに言うなら巨乳。

頼むから付き合ってくれ。

ぺろりんと呼ばれる。

 

最上もが

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ピンキーと共にでんぱ組へと加入したが2017年8月6日に脱退を発表。

在籍当時の担当カラーはでキャッチフレーズは宇宙を駆ける金色の異端児

オタクジャンルはネトゲ。一人称が「僕」なのは女はゲームの世界でナメられるので男のフリをして僕と言っていたら自然となったそう。

多分なんだかんだでんぱ組.incで一番有名だった人。単体でのテレビ出演も多く僕っ娘などテレビ受けするキャラクターに加え、グラビアでも人気があった。

でもこの人はなんだか一言多くて、それがわざとなのか天然なのかはわからないがよく炎上していた。だから個人的にはあまり好きではなかった。

ただ今や多くのアイドルグループで見かける金髪ショートの礎を築いたのはもがちゃんだろう。

実際6人体制のころ、もがちゃんがいるだけでインパクトというか華があった。

歌は不安定だが、その不安定な歌声と努力する姿勢がもが推しには刺さってたんだろうな。俺はこの子たまに研ナオコに見えるなとか失礼なことを思ってたけど。

 

跡部みぅ

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最上もが、ピンキー加入前に、みりんちゃんりさちーねむきゅんの三人体制のでんぱ組にえいたそと共に加入するが、一年程で就職のため卒業となった。

在籍当時の担当カラーはピンクでキャッチフレーズはセクシー系小悪魔腐女子

 

最後に

いかかだっただろうか。ここまで読んでもらえて少しでも興味を持ってもらえたら最後だ。この記事の最後に個人的に勧めたい曲をいくつか貼っておきます。

もうオタクジャンルとかも若干強いて言うならなみたいな感じもするし、年齢非公開もメンバーによったりとガバガバで今やコンセプトを置き去りにしている感じも否めないがそれでも絶大な人気を誇るまでに元はオタクだった人間がアイドルとしてここまで大成した。

マイナスからのスタートナメんな!と暗い過去を晒していたことを思うとここまできたのには一種のドラマを感じずにはいられない。

とにかくいろんな要素がつめこまれているので、知れば知る程好きになっていけるだろう。おすすめです、でんぱ組.inc

 

それじゃあ。

 

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