忘れないように

単に記憶力が著しく悪いのか、それとも他に何か原因があるかわからないけれど、年々忘れてしまうことが増えています。その時を生きていた俺が死んでいるような、もう二度と手に入らないものがこぼれ落ちていってるような、そんな気がしてもうこれ以上失いたくないので、日々を書き留めたい気持ちがこのブログです。

国際病の症状と原因、治療法

 

次の方どうぞ。

 

それで今日はどういったご用件で?

なに、あなたの友人が国際病かもしれない、と。それで私に話を伺いたいというわけですか。いいでしょう。それではあなたのご友人について少しお聞かせください。

 

まず、あなたのご友人の性別を教えてください。女性ですか、なるほど。髪型はどんな感じで…?あ、中村アンのような…はいはい。もしかしてあなたのご友人は音楽は洋楽を好まれますか?やはりそうですか。

あなたから見て、最近のご友人の行動や言動はどうでしたか?なにか気になったことは?

外国人を見たらすぐにコミュニケーションをとろうとする…はい、日本のここがダメだそれに比べて海外は、みたいな話をよくする…はい。

なるほど…、残念ですがあなたのご友人は国際病ですね。

 

安心してください。国際病というのは、時期的にかかる病なので治療も簡単です。

そもそも国際病に何故かかるのかといった話しですが、多くの場合国際系を専門で学んだり、留学などの海外経験をきっかけに発症します。

その症状は何かにつけて海外を引き合いにだすことです。例えば、

 

「日本ってそこら中にコンビニがあってほんと便利だよねー、私が留学してた国なんかはちょっと歩いたスーパーマーケットまで行かないとダメでほんと不便だったんだー」

 

などと、全然不満じゃなさそうな顔で、なんなら少し優越感を感じてるような顔で言うことがあります。他にも、

 

「日本人は引っ込み思案すぎ、海外はみんなもっとアグレッシブ」

 

とかも言います。そういうときは、

 

「あれ?お前国籍どこだっけ?あとそのアグレッシブだけ発音よく言うのやめてくんない?ルー大柴みたいで、ダサいよ。あとついでだからこれも言うけど、お前がこっちに帰ってきてからつけるようになったその香水、うんこみたいな匂いすんね。」

 

と返しましょう。それが何よりも治療法です。

国際病が深刻になると、患者は自らの国籍を見失い、海外信仰の強さから日本をとにかく悪く言うので、友達を失います。そういう時に、目を覚ませ、お前は日本人だと伝えることで症状は緩和されていきます。

 

でもどうしても、関わり合いになりたくない場合ですか?大丈夫です。最悪、放っておいても治ります。なにせ、時期的な病気なので。五月病みたいなものです。ほら、大学四年生とかが、あそこの企業は〜とか、エントリーシートが〜、合同説明会が〜、とかをやたらとTwitterで言い始めるでしょ?でもあれって次第に収まりますよね。そういうものなんです。ちなみにあれを就活病と言います。

 

あ、国際病と就活病が同時に発症したらだいぶしんどいですよ。日本の縦社会が嫌だ、それに比べて海外はフレキシブルで実力主義だ。あー、ワーホリ行こうかなとか言うんで。言ってやってください。お前は実際に日本で働いたのか?海外で働いたのか?って。

 

以上になりますが、なにかご質問はありますか?お大事に。

 

次の方どうぞー。

 

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