忘れないように

単に記憶力が著しく悪いのか、それとも他に何か原因があるかわからないけれど、年々忘れてしまうことが増えています。その時を生きていた俺が死んでいるような、もう二度と手に入らないものがこぼれ落ちていってるような、そんな気がしてもうこれ以上失いたくないので、日々を書き留めたい気持ちがこのブログです。

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    二時間半後には今日もまたバイトが待ってる。行きたくない。お金は欲しいけど行きたくない。おそらくこの世の学生のほとんどはバイトが嫌いだろう。

    稀にバイトが楽しいなんて言う人もいるけれど、それは一緒に働く仲間がとても気のいい奴らでバイト終わりにみんなで飲みに行ったりするのが楽しいだけで、それは正確には(仕事は楽しくないけど)バイトは楽しいということだろう。仕事も楽しいよ!なんて言う人はじゃあもう一生働いててください。日本経済のいい奴隷として。

 

    今俺がやってる三つのバイト先の話なんだけど、この前サボってるのがバレてしまいかなり怒られて、それからというもの露骨にシフトを削られるようになった。 何をして怒られたかって休憩を二人でとってたから。

    でもこれってそんなに怒られることなのか?

そりゃあ二人休憩が原因でお客さんの対応に遅れてクレームに繋がったりしたら怒られても当然だろうけど。少なくとも対応に遅れたり、クレームが入ったなんてことはなかった。

    店長の言い分もわかる。賃金を支払ってる以上、言われたことをやるだけじゃなくてお客さんによりいいイメージを持ってもらって会社の利益になるように勤めろってことでしょう。でもそれってバイトの仕事か?こんなこと言うと責任感がないとか、社会性に欠けているとか言われそうだけど、言わせていただこう。

 

    個人的にはバイトなんてものは、正社員の補助をする存在だと思っている。例えば飲食店なら、シェフやオーナーといった調理を仕事とする人材が、同時にホールに出て注文とったり料理を提供する余裕が無いから、それを補うのがアルバイト、みたいな。

    だから、今回俺が怒られたケースで言えば、深夜帯の、正社員が働かないような時間に出勤して、特に何の問題もなく営業できたんだからそれだけでアルバイトとしての役割を全うしたと思うんだが。

 

    それでもあなた達はまだお金を貰っていることに対して責任感がない、なんて言うんでしょう。責任感?ねえよ。アルバイトって副業って意味だからな。正社員はそれが本業になるから、就職するのも難しいし、だからクビにならないよう、また給料の上昇を目指して必死に働くよ。でも俺アルバイトだから。クビになってもいくらでも次で働けるし。

それに正社員と俺が同じ仕事を同じ時間こなしても貰えるお金は違うから。貰える分だけの働きしかしねぇよ。

 

    思うんだけど、アルバイトを雇う側としてもそう考えてて欲しいんだ。アルバイトとしての賃金しか払わないのに正社員と同じくらいの意識を持てって怒られても、ねえ?そうやって考えると理不尽に思うわ。そんなことされたら余計こっちもやる気なくして仕事のパフォーマンス下がるし。

    でもさ、まあお前アルバイトだから貰ってるお金の分だけこっちがやって欲しいことやってくれたらそれだけでいいから、っていう風に言ってくれたら、肩の力も抜けてリラックスした状態で働けるからパフォーマンスも上がるだろうし、暇な時にしても、暇だしこの仕事でもやっとくかって具合にプラスアルファで仕事したりするかもしれないし。

 

    こんな屁理屈みたいなことウダウダと述べてきたけど、責任感を持つのが嫌なんじゃないし、社会性に欠けてるわけでもない。いつか自分も大人になれば、家庭を持つかもしれないし、何か起きても自分だけの問題じゃないという責任感も自ずと生まれてくるだろう。

    ただ今は何か起きても自分の問題だけで済むし。責任感は大きなプレッシャーや不安、緊張に変わって、視界を狭めたり積極性を失わせたりするだろうから。だから今は自由に気楽にしてたいだけ。

    よく、若いうちは失敗しろ、みたいな使い古された綺麗事を酔ったおっさんに言われることがあるけど、おそらくそれもそういうことなんだろう。なにも背負ってない、軽い身体でいれる今のうちの方が色々と挑戦できそうだし。

    だから学生のうちに起業する人達多いんだろうな。ねえ、学生起業家さん達。フォローやめてくれますか?

 

    使い古された綺麗事だけど、割と的を得てると思うよ。別に誰かに説くわけじゃないけど、俺は少なくとも軽い身体でいれるうちは気ままに自由にしてようと思うよ。

 

 

 

    あー。バイト行きたくねぇなあ。