忘れないように

単に記憶力が著しく悪いのか、それとも他に何か原因があるかわからないけれど、年々忘れてしまうことが増えています。その時を生きていた俺が死んでいるような、もう二度と手に入らないものがこぼれ落ちていってるような、そんな気がしてもうこれ以上失いたくないので、日々を書き留めたい気持ちがこのブログです。

「彼女欲しい」って言うけどさあ

 

    言葉が好きだからか、どうしても自分の中に譲れないこだわりみたいなものがかねてからあって。例えば、音楽は「聞く」じゃなくて「聴く」と表記しなければならない、みたいな。まあ、実際は「聞く」は自然に音が耳に入ってくることで、「聴く」は意識的に耳を傾けることを指すから、これは俺のこだわりと言うよりは正しい日本語の使い方になるんだけど。でも、別に「音楽聞くの好きです」で伝わるじゃん?特に略語とか造語で溢れるこの時代なんだし。でもそれを踏まえて正しい日本語に執着するということで「こだわり」なんだ。みんなも気になる言葉ありませんか?

 

    正直、「音楽を聞くのが好きです」って間違った表記で文字を書かれることは、気にはなるけどそんなに気にするほどのことでもないと言うか、無性に食べたいものがあってそれを食べた時に「あ、そうでもなかったな」って食べてから気付くような、そんな些細な違和感なんだ。だから別に俺は音楽を「聞く」って表記する人に、正しいのは「聴く」だぞなんて訂正もしない。

 

    でもどうしても気になってしまう言葉の使い方が1つあって。それは、

 

    「彼女(彼氏)欲しい」

 

    この一言。は???欲しいってなんだ???彼女(彼氏)はものなんか???

【欲しい】

《形》1.自分のものにしたい。得たい。

    いや、本当は彼女(彼氏)っていう「存在」が欲しいって意味での言い回しだってことは重々理解してるよ俺は。でもどうしても「欲しい」って言葉の対象はものっていうところから、 彼女(彼氏)もよっぽどのことがない限り人であるはずだし、それをもの的なニュアンスで扱われると違和感大膨張。虫酸が全力疾走。大会記録樹立。

    でも他に良い言い回しがないし、あまりにも言われすぎてる言葉だから、無意識にそういう言葉を真似て使ってしまう自分が一番嫌い。そういう経験はよくあって、嫌いな言葉なのに他に良い言い回しがなかったり、みんなに言われすぎてるとどうしても嫌いなはずの言葉を無意識だろうが意識的だろうが使ってしまう。悔しい。

 

    そういうわけで、常々嫌いな言葉とかフレーズの他に良い言い回しがないかなって考えてたりする。今日ブログを書いたのは、嫌いな言葉のうちの1つに他に良い言い回しを思いついたからです。その嫌いな言葉ってのは、それこそ「彼女(彼氏)欲しい」の一言なんですけど。これからは「彼女(彼氏)欲しい」じゃなくて、

 

    「彼女(彼氏)になりたい」

 

    って言うことにしませんか??ほんと、お願いします。「彼女(彼氏)欲しい」って言い回し聞く度に俺の虫酸が走るので。もう俺の虫酸走りすぎて足も上がらないのに、それでも走ろうとするんですよ。地面に這いつくばりながら、それでも立ち上がろうとするの、少年漫画ばりに。俺の虫酸を休ませてあげてください。そういうわけでこの代替フレーズの使用を前向きに検討していただけると助かります。

    あと「普通に可愛いw」って言うのもやめてくださいね。普通じゃないから可愛いんで。矛盾してるんで。ほんと。辞書買え。読め。